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コンクリートを「捨てる」のは、もったいない?

コンクリートを「捨てる」のは、もったいない?:画像

前回登場した地業工事が完了した後、その上面に厚さ5cm程度のコンクリートを打ちます。
(コンクリートを流し込むことを、「打つ」または「打設する」と言います。)

このコンクリートを、捨てコンクリート(略して捨てコン)と呼びます。

どうして、コンクリートを「捨てる」のでしょうか?

構造耐力上、必ずしも必要ではありませんが、良好な現場では捨ててしまいます。

それは、型枠の正確な位置出し(墨出し)と、鉄筋を配筋するときに、設計で決められた所定の位置を確保するためです。

作業性と精度を向上させるために、捨てるのです。
決してもったいないと、ケチってはいけません。

2004.11.09:[Topics]