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鉄筋とコンクリートは、おしどり夫婦
続いては、基礎工事です。写真は、基礎に必要な鉄筋を配筋しているところです。基礎には、鉄筋コンクリートを使います。その名の通り、コンクリートの中に鉄筋を入れた構造です。鉄筋とコンクリートは、とても相性が ...more
コンクリートを「捨てる」のは、もったいない?
前回登場した地業工事が完了した後、その上面に厚さ5cm程度のコンクリートを打ちます。(コンクリートを流し込むことを、「打つ」または「打設する」と言います。)このコンクリートを、捨てコンクリート(略して ...more
まずは、地業(じぎょう)工事で地盤固め
着工後しばらくは、建物の良し悪しを左右する重要な工事が続きます。地業(じぎょう)工事もその一つ。ある活動が成り立つための足場や勢力を固めるときに、よく「地盤固め」という表現を使いますが、地業工事は、ま ...more
土の上なのに、どうして水(みず)?
前々回紹介した「地縄張り」を元に、縄より1m程度離して水杭(みずぐい)と呼ばれる木杭を打ち、縄を取り囲む形で巡らします。この水杭に打たれる木を水貫(みずぬき)と呼んでいますが、計測器で高さを正確に測定 ...more
誰の曲尺(さしがね)だ?
墨付けは大工技量の集大成!棟梁たるゆえんです。墨付けとは、曲尺(さしがね)と墨糸(すみいと)または墨刺(すみさし)を用いて、梁や柱などの木材面に線や印を付けることです。棟梁の頭の中では、家の構造が立体 ...more
地縄張りは、原寸大の配置図です
建物を建てる前に、敷地に縄を張って位置を示します。まるで原寸大の配置図です。縄を張るための杭を「地杭(じぐい)」と呼び、縄やビニール紐を張って位置を示すことを「地縄張り(じなわばり)」と呼びます。俗に ...more
地鎮祭は、身の引き締まる思いです
地鎮祭とは、着工前にその土地の守護神に、無事完成を祈願する祭りです。一般的には「ぢちんさい」といわれていますが、神道的には「とこしずめのまつり」と読むようです。その起源は古く、持統天皇の御代(西暦69 ...more
建築確認申請ってなに?
建築確認申請って聞いたことがありますか?私たちが住んでいる街には、行政上のしばりを持たせるために、「都市計画区域」なるものを、お役所が定めています。自然豊かな山奥や農村地帯などでは、都市計画区域外だっ ...more
取りこわしは、どこか切ない・・・
既存建物の取りこわし工事の風景です。古い建物ですが、当時の造り手の魂が宿っていますから、どことなく切なく感じます。さて、現代の取りこわしは、写真のような重機をつかって簡単にこわしてしまいます。しかし、 ...more